
「縮毛矯正したらトップがぺたんこに…」「顔が大きく見える気がする…」 こんなお悩み、ありませんか?
クセをしっかり伸ばしたいけど、自然なボリュームは残したい――。そんな声に応えて、近年は“ふんわり仕上げ”が叶う縮毛矯正が注目されています。
特に大人世代の髪は、年齢によるハリ・コシの低下やボリューム不足に敏感。だからこそ、ただクセを伸ばすだけでなく「柔らかく仕上げる」技術が重要なんです。
この記事では、なぜ縮毛矯正でぺたんこになるのか、ふんわり仕上げるための技術や薬剤選び、そして表参道で実力のあるサロン情報まで、美容師目線でわかりやすく解説していきます。

“縮毛矯正=ぺたんこ”の時代はもう終わり。大人のための自然ストレート、始めませんか?
なぜぺたんこになる?縮毛矯正後にボリュームが失われる原因とは
縮毛矯正をしたあと、髪全体がぺたんとしてしまう――これは多くの方が経験している悩みのひとつです。
その原因は主に次の3つに分けられます。
①【薬剤が強すぎる・髪質に合っていない】
アルカリ性の強い薬剤を使用した場合、髪内部の構造が必要以上に壊れてしまい、ハリや弾力を失ってしまうことがあります。結果として、仕上がりが“ぺたんこ”になりやすくなります。
②【アイロンのプレスが強すぎる】
縮毛矯正では、薬剤処理のあとにアイロンで熱を加える工程があります。このときの力加減や熱の温度が強すぎると、髪が押しつぶされるような形になり、トップや前髪が寝てしまいやすくなるのです。
③【もともとの髪質・年齢変化】
とくに40代以降の方は、髪のハリ・コシが年齢とともに減少しやすくなっています。そのため、施術の影響を受けやすく、仕上がりにボリュームが出にくくなることも。
つまり、薬剤の選定・施術技術・髪質の見極めが不十分だと、「クセは伸びたけど、ぺたんこで老け見え…」という残念な結果に繋がるのです。

仕上がりの“自然さ”は、実は薬剤や技術の積み重ねで決まるんです!
ふんわり感をキープする縮毛矯正とは?注目の技術と薬剤を紹介
ぺたんこ回避のカギを握るのは、「どんな技術でどう仕上げるか」という美容師のアプローチです。従来の“真っ直ぐ命”の縮毛矯正から進化し、今では“ふんわり感”を演出する方法が複数登場しています。
【酸性ストレートでやわらかく】
アルカリ剤より髪への負担が少ない酸性ストレートは、自然な仕上がりと相性抜群。クセはしっかり伸ばしながらも、毛先の動きを残せるので“ぺたんこ”になりにくいのが特長です。
【根元を外すテクニック】
「根元からベタッ」と真っ直ぐにするのではなく、地肌数ミリをあえて外して薬剤を塗布する方法も有効です。根元に自然な立ち上がりを残せるので、トップにふんわり感が生まれます。
【アイロンワークで毛流れを演出】
アイロンの当て方ひとつで仕上がりが大きく変わります。たとえば毛流れに沿ってアイロンを通す、カーブをつける、プレスを弱めるなどの技術を組み合わせることで、柔らかい丸みが表現できるのです。
【薬剤とトリートメントの合わせ技】
縮毛矯正と同時に髪質改善トリートメントを行うことで、髪の芯をしなやかに整えながら、毛先に自然な動きを加えることができます。潤いとしなやかさが加わることで、ボリューム感も再現しやすくなります。
これらの要素は、どれかひとつではなく“複合的”に使われることがほとんど。だからこそ、知識と経験が豊富な美容師を選ぶことが大切です。

“自然なボリューム”は、実はしっかり計算された施術でつくられているんですよ
前髪・トップ・顔周り…ぺたんこになりやすい部位の対処法
髪全体の中でも、とくに「ぺたんこになった」と感じやすいのが“前髪・トップ・顔まわり”です。これらのエリアは視線が集まりやすく、スタイルの印象を大きく左右するポイント。ここでは部位ごとの注意点と対策をご紹介します。
【前髪】
ぺたんこになると額に張りつき、幼く見えたり、表情が暗くなったりします。これを防ぐには、根元数mmを開けて薬剤を塗布する「根元浮かせ」技術が有効。さらに、アイロンでほんのりカーブをつけることで、ナチュラルな丸みと立体感が出せます。
【トップ】
頭頂部が平らだと、横顔や後ろ姿がのっぺりと見えてしまいます。トップのボリュームをキープするには、根元の薬剤を調整するほか、必要であればトップだけ縮毛矯正を避ける「部分施術」という選択肢もあります。
【顔まわり】
フェイスラインの毛は細く繊細なため、ストレートにしすぎると“のっぺり感”が出がちです。毛流れを活かしたアイロンワークや、あえてクセを少し残す“残し技”で自然な動きをプラスできます。
それぞれの部位に応じて薬剤・アイロン技術・残し具合を変えることで、顔まわりが華やかに、そして若々しく見える効果が得られます。

“どこをどう伸ばすか”で印象がガラッと変わるのが縮毛矯正の奥深さなんです!
まとめ|縮毛矯正でも“自然なボリューム”は叶う!
縮毛矯正は「クセを伸ばすために仕方なくやるもの」ではありません。いまや“スタイルを理想に近づけるための手段”として、ナチュラルな美しさを追求できる施術になっています。
とくに近年注目されているのは、“ふんわり感”を残した仕上がり。薬剤やアイロンワーク、部分施術、髪質改善メニューとの併用など、美容師の知識と技術で仕上がりが大きく変わるのです。
大人女性にとって、トップや前髪がぺたんこになると、どうしても老け見えや疲れた印象につながりがち。でも、適切な施術を受ければ、自然な立体感と艶を持ったストレートヘアが手に入ります。
表参道エリアには、そうした“ナチュラル志向”を叶えるサロンが多数存在します。サロン選びに迷ったら、「酸性縮毛矯正」「ふんわり縮毛矯正」「髪質改善ストレート」などのキーワードでチェックしてみてくださいね。

“ぺたんこストレート”にさよならして、“ふんわり艶髪”を叶えましょう♪