
「縮毛矯正って、ぺたんこになるのがイヤ…」そんなボブヘアのお悩み、ありませんか?
広がりやすい髪質を整えたくて縮毛矯正をかけたのに、仕上がりがペタッとしてしまって「なんだか老けて見える…」と後悔する声も少なくありません。
とくにショート〜ミディアムのボブスタイルは、顔まわりにボリュームがないとバランスが取りにくく、スタイリングしづらくなることも。
そこで今回は、ボブでも“ふんわり感”を残した縮毛矯正を叶える方法を、現役美容師が解説します!
なぜボブが“ぺたんこ”になりやすいのか?
ボブスタイルに縮毛矯正をかけると、「トップがつぶれてしまう」「毛先が内巻きにならず、パツンとした印象に」などの悩みがよく聞かれます。
これは、縮毛矯正の施術自体が“クセをまっすぐに伸ばす”ことに特化しているため、自然な丸みや立体感が失われやすいのが原因です。
また、髪の根元からしっかりアイロンを入れると、トップがペタンとなり、つぶれたようなシルエットになってしまいます。
ボブは顔まわりのボリューム感がとても重要なので、トップの立ち上がりや毛先の丸みが失われると、一気に“のっぺり”した印象に。
特に40〜50代の方は、年齢による髪のボリューム低下もあるため、縮毛矯正の「ぺたんこリスク」はさらに高まる傾向があります。

『広がりを抑えたい』と『ふんわり感を残したい』の両立が難しいんですよね。美容師の腕の見せ所でもあります!
ふんわり縮毛矯正を叶える3つの技術
「ぺたんこボブ」にならないためには、施術前のカウンセリングから仕上げまで、いくつかの工夫が必要です。以下の3つがとても重要なポイントです。
1. 根元の“アイロン操作”がカギ
根元からアイロンをギュッと入れてしまうと、トップがつぶれてしまいます。ふんわり感を出すには、根元を1〜2mm空けて施術したり、角度をつけてアイロンを当てることで、自然な立ち上がりを残すことができます。
2. 薬剤の塗り分けテクニック
髪のダメージ具合やクセの強さによって、根元・中間・毛先で薬剤を使い分けることで、過剰なストレート感を避けて柔らかい質感を出せます。特に毛先は“自然な内巻き”をキープするように調整します。
3. ボブ専用のカットと連動させる
仕上がりがペタッとしてしまうのは、縮毛矯正だけの問題ではなく、カットと連動していないことも原因です。毛量調整や段の入れ方によって、ふんわり感を出しやすくなります。

技術だけじゃなく、どんな仕上がりを求めているかをしっかり伝えてくれると、よりふんわり感をコントロールしやすいです!
スタイリングでさらにふんわり見せるコツ
サロンで“ふんわり縮毛矯正”を施しても、自宅でのスタイリング次第で印象は大きく変わります。特にボブヘアは、ちょっとした工夫でふんわり感をキープしやすくなるんです。
1. 根元を起こすように乾かす
ドライヤーで乾かすときは、根元に風を入れながら手ぐしで立ち上げるように乾かすのがポイント。根元を下方向に引っ張って乾かすと、ぺたんこになりやすいので要注意です。
また、分け目をいつもと逆にして乾かすだけでも、ふんわりした立ち上がりが出やすくなりますよ。
2. スタイリング剤は「軽さ重視」で
縮毛矯正後の髪は素直になっている分、重たいオイルやワックスを使うと、ボリュームがさらに落ちてしまいます。
ボブには、エアリータイプのスプレーや軽めのバームなどが相性◎。根元にはつけず、中間~毛先を中心に軽くなじませると、柔らかい動きが出て自然に仕上がります。
3. カーラーやストレートブラシも活用
トップのふんわり感を出したいときには、マジックカーラーで前髪や分け目部分を巻いておくと自然なボリュームが復活します。
また、ストレートアイロンよりもストレートブラシのほうが熱がソフトで、自然な丸みが作りやすいのでおすすめです。

乾かし方とスタイリング剤をちょっと工夫するだけで、仕上がりにグンと差が出ますよ!“ふんわり感”は毎日の積み重ねです
まとめ|“自然なボブ”は縮毛矯正でも叶う!
ボブ×縮毛矯正は「ぺたんこになる」「不自然になる」といったイメージがあるかもしれませんが、施術の工夫とスタイリング次第でふんわり感は十分にキープできます。
特に大人世代の髪はボリュームやツヤ感が失われやすいので、「広がりを抑える」と「立体感を残す」のバランスがとても大切。
以下のポイントを押さえておくと安心です:
- 根元のアイロン角度&薬剤の塗り分けがカギ
- カットと連動させて自然な丸みをつくる
- 自宅ケアは“乾かし方”と“軽いスタイリング剤”が勝負!
ふんわり感を大切にしたい方は、サロンでのカウンセリング時に**「ぺたんこになりたくない」「丸みを残したい」**としっかり伝えるのが成功の秘訣です。

“ぺたんこ回避したい”という悩み、よく聞きます!気軽に相談してもらえたら、ぴったりの仕上がりを一緒につくっていけますよ😊
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