もうパサパサにならない!縮毛矯正で髪が傷んだ時のリカバリー術

「縮毛矯正をしたら髪がまっすぐになった…でも、なんだかパサつく」「毛先がゴワゴワでツヤが出ない」

そんな経験、ありませんか?

縮毛矯正はクセを伸ばすにはとても有効な施術ですが、薬剤と熱による負担は想像以上。特に40代・50代のエイジング毛は、若い頃と同じ感覚で施術すると、思わぬダメージが出てしまうことも。

この記事では、パサつき・ダメージの原因をはじめ、自宅での簡単なリカバリー法や、サロンでの本格ケアの選び方まで詳しくご紹介。

毎朝のスタイリングがラクになり、ツヤとまとまりが戻ってくる“髪の再生プラン”を一緒に見つけましょう!

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“まっすぐ=キレイ”じゃない!本当の美髪は“しなやかさ”と“ツヤ”が決め手ですよ

なぜパサつく?縮毛矯正によるダメージの原因とは

熱と薬剤の“Wダメージ”が原因

縮毛矯正は、薬剤の力で髪の結合を一度切り離し、アイロンの熱で再結合させることでまっすぐな形をキープします。

しかしこの工程、髪にとっては非常に負担が大きいもの。特に髪表面のキューティクルが剥がれると、内部の水分や栄養分が逃げやすくなり、パサつきの原因に。

さらに高温のアイロンを使うことで、たんぱく質変性(髪の“焼け”)が起こることもあります。

毎日のケア方法が影響していることも

縮毛矯正後の髪は、一見まっすぐでキレイに見えても、実はデリケート。

  • ゴシゴシ洗うシャンプー
  • 強く引っ張るようなブロー
  • 高温でのアイロン使用 などを繰り返していると、どんどん乾燥が進んでしまいます。

また、髪に合わないシャンプーやトリートメントも、ダメージを助長することに。

エイジング毛との相性にも注意

40代・50代になると、ホルモンバランスの変化により、髪は細くなり、水分保持力も低下していきます。

こうした“エイジング毛”に若い頃と同じような強い薬剤や施術を行うと、髪が耐えきれずパサつきやゴワつきが起こりやすくなります。

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“傷んだ”と思ったら、まず原因を知るのが大事!パサつきには理由があります。一緒にケアしていきましょう

まずはここから!自宅でできる基本のダメージケア習慣

洗い方を変えるだけでダメージは変わる

まず見直したいのがシャンプーの仕方。

  • 予洗いでしっかり汚れを落とす(1分以上がおすすめ)
  • シャンプーは手のひらで泡立ててから髪へ
  • 指の腹で優しくマッサージ洗い

ゴシゴシこするのではなく、泡で包み込むようなイメージがポイントです。

タオルドライ&ドライヤーのコツ

濡れた髪は特にダメージを受けやすい状態。

タオルでゴシゴシ拭くのはNG。柔らかいタオルで水分を“挟むように”吸い取るのがコツです。

ドライヤーは、

  • 髪から15〜20cmほど離す
  • 熱を1か所に当てすぎない
  • 根元→中間→毛先の順に乾かす ことでパサつき防止に。

冷風を仕上げに当てると、キューティクルが締まりツヤ感もUP!

ダメージ毛向けシャンプー&トリートメントを使う

縮毛矯正後の髪には、保湿力の高い処方のものを選びましょう。

  • アミノ酸系洗浄成分のシャンプー
  • CMC補修、ケラチン、セラミド配合のトリートメント

「サラサラ重視」より「しっとりまとまる系」を選ぶと、乾燥や広がりの対策になります。

ホームケアも“続ける”がカギ

1回やったからOK、ではなく、毎日の積み重ねが美髪への近道。

時間がないときは、

  • 洗い流さないトリートメントで保湿
  • 朝のブロー前にオイルやミストでツヤ出し など、無理なく続けられる工夫を。

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シャンプーの“泡立て方”ひとつでも、髪の状態は変わります!ちょっとした意識で、ぐんとキレイになりますよ

市販・サロン専売で選ぶ!リカバリーに効果的なヘアケアアイテム

シャンプー:洗うだけでなく“補修”する時代

パサつきが気になる縮毛矯正後の髪には、アミノ酸系シャンプーがおすすめ。

・優しい洗浄力でキューティクルを守る ・CMC(細胞間脂質)やケラチンで内部補修 ・ヒアルロン酸やセラミドで潤いをキープ

“洗いながら整える”処方が、美髪への第一歩です。

トリートメント&マスク:集中補修がカギ

ダメージの進行を食い止めるには、週1〜2回の集中ケアも大切。

・ヒートプロテイン入りでドライヤー熱に強く ・髪の芯まで潤す「インバストリートメント」 ・乾燥毛に効果的な「クリームタイプマスク」

市販品でも効果的なものは増えていますが、サロン専売品は濃度が高く即効性も期待できます。

オイル&ミスト:ツヤとまとまりの即効アイテム

毎日のスタイリングや外出前に使えるのが、オイルやミスト。

・髪表面のキューティクルをコーティング ・広がりを抑え、まとまりをキープ ・紫外線や乾燥からの保護にも

特にアルガンオイルやホホバオイル配合のものは、軽やかで扱いやすく人気。

「保湿+補修」でWケアを意識して

ダメージ毛に必要なのは、ただ“手触りをよくする”だけでなく、

  • 内部補修
  • 外部コート の両方。

それぞれのアイテムの特性を理解し、朝と夜、目的に合わせた使い分けをしていきましょう。

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“サロン専売品=高い”と思われがちですが、実はコスパがいいんです!一度使ってみると違いがわかりますよ

美容室での本格ケア|どんなメニューを選ぶべき?

酸熱トリートメントとは?

近年人気の“酸熱トリートメント”は、髪の内部を補修しながら表面を整える施術。

・酸性の力でキューティクルを引き締め ・熱の力で髪内部の結合を補修 ・回数を重ねることでツヤ感とまとまりがアップ

縮毛矯正後のゴワつき・パサつきにはぴったりのメニューです。

髪質改善トリートメントとの違いは?

髪質改善は酸熱系とは違い、

  • アルカリ処理を避ける
  • コーティング効果が強い といった特長があります。

即効性がある反面、持ちは比較的短め。 「結婚式や同窓会の直前にツヤ髪にしたい」など、短期集中での活用がおすすめです。

ダメージレベルで変わる“施術の選び方”

  • 軽度の乾燥 → ヘアマスクやトリートメントでOK
  • 中度のパサつき → 酸熱や髪質改善で内外から補修
  • 重度のビビリ毛 → カット+長期ケアを併用

髪の状態を見極め、無理に縮毛矯正をかけ直さない判断も大切です。

「矯正をかけ直す」前に相談を

傷んだ髪に、再び縮毛矯正をかけるのはかなりのリスク。

まずはプロの目で判断してもらい、

  • 部分的なケアで済むのか
  • 他の施術で代替できるのか など、柔軟に選択肢を探していきましょう。

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“もう一度矯正しないと…”と思いがちですが、意外と他のケアで十分な場合も多いですよ

傷んだ髪でもキレイに見せる!スタイリングの工夫と時短術

パサつきは“ツヤ感”でごまかせる

髪が傷んでいても、スタイリングの工夫次第で印象は大きく変わります。

・ツヤ系オイルを毛先中心になじませる ・広がりやすい部分はミストで軽く抑える ・表面をコームやブラシで整えてからスタイリング

ツヤが出るだけで「健康そうな髪」に見え、印象アップにもつながります。

朝の巻き髪で“ごまかし”と“華やかさ”を両立

毛先がパサつくときは、あえて軽く巻くのもひとつの方法。

  • 毛先だけワンカールでまとまり感UP
  • 顔まわりだけ巻いて、パサつきをカバー
  • オイルやバームを仕上げに使うことでツヤ足しも◎

アイロンを使う場合は、140〜160℃程度の低温がおすすめ。

忙しい朝もラクに!スタイリング時短アイテム

40〜50代の方に多い「朝は時間がない…」という悩みには、

・寝ぐせ直し+ツヤ出しが同時にできるミスト ・ブローの時短になる“ブラシ型アイロン” ・ナイトキャップで寝ぐせを防ぐ

といった便利アイテムも積極的に取り入れて。

“時短×ツヤ感”を意識することで、スタイリングのストレスもぐっと減ります。

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パサつきを“なかったこと”にするテク、実はたくさんあります!ちょっとした工夫で、グッと垢抜けますよ

まとめ|パサつきから卒業!髪の“回復力”を高めて、毎日をラクに

縮毛矯正後のパサつきは、ただの「失敗」ではなく、“ケアの見直しどき”かもしれません。

髪は日々のダメージと少しの工夫で大きく変わります。

  • 正しい洗い方と乾かし方
  • 適切なアイテム選び
  • 美容室でのケアとの併用

これらを少しずつ取り入れるだけでも、髪はしっかり応えてくれます。

特に40代・50代の髪は繊細。でも裏を返せば、丁寧に扱うほど美しさが際立つ年代でもあります。

「最近、髪がまとまらないな…」と感じたら、自分をいたわる“リカバリー週間”を始めてみてくださいね。

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髪の悩みは“年齢のせい”じゃありません!ちょっとケアを変えるだけで、毎日が変わりますよ

この記事を書いた人

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fiica 田畑 裕大

くつろげる癒し空間で、経験豊富なトップスタイリストが一人一人に合わせたヘアスタイルをご提案させていただきます