fiica 田畑 裕大 
白髪が増えてくると、「そろそろ染めないと…」と感じることが増えますよね。でも、何度も白髪染めを繰り返すうちに、髪のダメージが気になっていませんか？40代になると、髪のツヤやハリが少しずつ失われ、乾燥やパサつきが目立ちやすくなります。そこに頻繁なカラーリングを加えると、髪の負担がさらに大きくなってしまいます。でもご安心ください！白髪染めをしながらも、美しい髪をキープする方法があるんです。
今回は、自宅とサロン、それぞれのダメージレスな白髪染めのコツをたっぷりご紹介します。
白髪染めによるダメージの原因とは？
「白髪染めってどうして髪が傷むの？」そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。実は、白髪を染めるために使われる一般的なアルカリ性のカラー剤が、髪のキューティクルを開き、色素を内部に浸透させる仕組みになっているため、ダメージが避けられないのです。このキューティクルが開いたままだと、水分が蒸発しやすくなり、髪が乾燥しやすくなります。その結果、パサつきやすくなり、ツヤが失われてしまうのです。
また、頻繁に染め直すことで、髪のタンパク質が減少し、ハリやコシがなくなってしまうことも。特に、リタッチ（根元だけ染める）ではなく、毎回全体を染めてしまうと、毛先がどんどんダメージを受けてしまいます。そして意外な盲点が、白髪染めの放置時間。時間を置きすぎると、必要以上に髪がダメージを受ける原因になります。
では、どうすればダメージを最小限に抑えつつ、白髪をキレイに染められるのでしょうか？それには、自宅染めのコツやサロンでの上手なオーダー方法を知ることがカギになります！それでは詳しく解説していきます。
自宅でできるダメージレス白髪染めのコツ
白髪染めの種類を選ぶ
自宅で白髪染めをするとき、できるだけ髪を傷めない方法を選びたいですよね。市販の白髪染めには、アルカリカラー・ヘアマニキュア・ヘナ・カラートリートメントなど、いくつかの種類があります。
- アルカリカラー（一般的な白髪染め）：しっかり染まるけれど、髪へのダメージが大きめ。
- ヘアマニキュア：髪の表面に色をつけるだけなのでダメージは少ないが、色持ちは短め。
- ヘナ：天然成分で髪に優しく、トリートメント効果も。ただし、染まるまでに時間がかかる。
- カラートリートメント：毎日のケアで徐々に色を入れていく方法。ダメージゼロだけど、色持ちは弱め。
「しっかり染めたいけどダメージは抑えたい！」という方には、アルカリカラーの頻度を減らしつつ、ヘアマニキュアやカラートリートメントを併用する方法がおすすめです。根元は白髪染めでしっかり染めて、毛先はトリートメントタイプでケアしながら色を補うと、ダメージを抑えつつ美しく仕上がります。
白髪染め後のケアが美しさを保つ鍵
せっかくキレイに染めた白髪も、色落ちが早いと残念ですよね。染めた後の1週間は、色持ちを良くするための特別ケアが必要です。例えば、カラー用のシャンプー＆トリートメントを使うことで、色落ちを防ぎながら髪にうるおいを与えられます。
また、熱ダメージを防ぐために、ドライヤーの前には必ずヒートプロテクト効果のあるヘアミストを使うのもポイント。白髪染めをした髪は、キューティクルが開きやすく、ダメージを受けやすい状態になっているので、しっかりと守ることが大切です。
さらに、紫外線対策も忘れずに。紫外線はカラーの退色を早める大きな原因です。UVカットスプレーや帽子を活用して、日常的に髪を守りましょう。こうしたちょっとした工夫を積み重ねることで、白髪染めのダメージを最小限に抑えながら、美しい髪をキープできますよ。
サロンで白髪染めをするときのポイント！ダメージを抑えて美しい仕上がりに
自宅での白髪染めも魅力的ですが、「ムラなくキレイに染めたい」「ダメージを最小限に抑えたい」と考えている方にとって、サロンでの白髪染めは安心できる選択肢です。ただし、サロンでの施術でも注意しないと髪への負担が大きくなってしまうことも。ここでは、サロンで白髪染めをする際にチェックすべきポイントや、ダメージを防ぐためのコツを詳しく解説します！
ダメージを抑える白髪染めの種類を知っておこう
サロンではさまざまな白髪染めの方法がありますが、選ぶカラー剤によって髪のダメージが大きく変わります。以下の3つのタイプを理解しておくことで、髪に優しい白髪染めを選ぶことができます。
① アルカリカラー（永久染毛剤）
最も一般的な白髪染め。髪のキューティクルを開いて色素を内部に浸透させるため、発色が良く色持ちも◎。ただし、ダメージがあるため、根元のリタッチ染めだけの日をつくるようにするとよいです。
② ヘアマニキュア（半永久染毛剤）
髪の表面に色をコーティングするタイプ。ダメージがほぼなく、ツヤ感が出るのが魅力。ただし、シャンプーのたびに少しずつ色落ちするため、2〜3週間ごとのメンテナンスが必要。
③ オーガニックカラー＆酸性カラー（低刺激タイプ）
最近注目されているのが、オーガニック成分配合の低刺激カラーや、アルカリを含まない酸性カラー。髪と頭皮に優しく、ダメージを最小限に抑えながら白髪を染められるのがメリット。ただし、発色がやや控えめなので、自然な仕上がりを好む人向け。
美しく染めるために美容師に伝えるべきこと
美容室で白髪染めをするときは、ただ「白髪を染めたい」と伝えるだけでなく、自分の髪の状態や希望を明確に伝えることが大切です。
✅ 「どのくらいの明るさにしたいのか？」
➡ 白髪をしっかりカバーしたいなら、暗めのカラーを。自然になじませたいなら、ハイライトを入れてぼかすのも◎。
✅ 「白髪染めの頻度に合わせた提案をしてもらう」
➡ 1ヶ月に1回染めるなら低ダメージカラー、2〜3ヶ月ごとなら色持ちの良いアルカリカラーなど、美容師と相談して決めるのがおすすめ。
✅ 「ダメージが気になることを伝える」
➡ 前回のカラー履歴や、髪のダメージの有無を伝えることで、美容師も最適な施術を提案しやすくなります。
サロンでできる白髪染めのダメージを抑えるオプションケア
美容室で白髪染めをする際に、ダメージを最小限に抑えるためのオプションを取り入れるのもおすすめ。
💆♀️ 頭皮保護オイルをつける
➡ 染める前に頭皮用の保護オイルを塗ることで、カラー剤の刺激を軽減！敏感肌の人には特におすすめ。
🌿 低刺激＆オーガニックカラーに変更
➡ 「アルカリカラーをやめて、酸性カラーやヘアマニキュアに移行する」のも選択肢のひとつ。徐々に髪への負担を減らすことができます。
まとめ サロンカラーを上手に活用して、美しい髪をキープしよう！
✔ 白髪染めの種類を理解して、ダメージの少ない方法を選ぶ！
✔ リタッチ染めだけの日をつくり、全体を染めないときをつくる
✔ 美容師に自分の髪の状態や希望をしっかり伝える！
✔ 頭皮保護オイルやトリートメントを活用して、ダメージを最小限に！
✔ ハイライトやカラートリートメントで白髪を目立ちにくくする！
サロンでの白髪染めは、プロの技術を活かして、ムラなく美しく仕上げられるのが魅力。自分に合った方法を選び、ダメージを抑えながら、理想の髪色をキープしていきましょう！💇♀️✨