
「クセを伸ばしたら、逆に髪がぺたんこになってしまった…」そんな経験はありませんか?
縮毛矯正は、髪のうねりや広がりを抑えるには効果的な反面、ボリュームが失われて「のっぺりした印象」「老けて見える」と悩む方も少なくありません。
この記事では、縮毛矯正後に髪がぺたんこになってしまう原因と、ふんわり自然なストレートに仕上げるためのコツを美容師目線でわかりやすく解説します。

ぺたんこ髪で悩む方、実はすごく多いんです!原因を知れば改善できますよ
なぜ?縮毛矯正後に髪がぺたんこになる3つの原因
1. 髪のボリュームを支える“クセ”まで取り除いてしまう
クセがあることで、髪には自然な立ち上がりや動きが出ます。しかし縮毛矯正は、それをまっすぐに均一化してしまうため、根元が寝てしまい、ボリューム感がなくなりがちです。
2. 髪がやわらかい・細い人ほどぺたんこになりやすい
もともと軟毛・猫っ毛の方は、矯正でさらにハリ・コシが失われてしまい、重みで根元が潰れやすくなる傾向があります。
3. 根元からしっかりかけすぎている
矯正の際に根元ギリギリまでアイロンを当てると、ふんわりと立ち上がる余地がなくなってしまうことも。自然な丸みを残したい場合は、アイロン操作がとても重要です。

“クセを完全に取りたい”っていう気持ちはわかるけど、実は“残すクセ”も大事なんです!
ふんわり仕上げのコツ①:施術前のオーダーが鍵!
「自然な仕上がりにしたい」としっかり伝える
オーダー時に「とにかくまっすぐにしたい」と伝えると、ピンピンのストレートにされることも。ふんわり感を求めるなら、「ナチュラルな丸みを残したい」「トップは潰したくない」など、仕上がりの希望を明確に伝えることが重要です。
前髪・顔まわり・トップは特に注意
ぺたんこ感が目立ちやすい部位は、根元に余白を持たせたり、部分的に矯正を避けたりするなどの調整が必要です。経験のある美容師なら、施術範囲を工夫して自然な仕上がりにできます。

“全部まっすぐにする”より、“必要なところだけ矯正”のほうが今っぽくてキレイに見えますよ!
ふんわり仕上げのコツ②:アイロン技術で仕上がりが変わる
縮毛矯正の仕上がりは、実はアイロン操作で大きく変わります。特にトップや前髪は、角度・圧力・熱のかけ方によって「のっぺりストレート」か「ふんわりナチュラル」かが決まります。
丸みをつけたアイロン操作
髪の中間〜毛先にかけて、アイロンをややカーブさせて入れることで、毛先に自然な動きを残すことができます。
根元はアイロンを浮かせて熱を逃す
トップの根元からべったり当てず、数ミリ浮かせて空気感を残すようにするのが、美容師の小技。これだけで立ち上がりが変わります。

まっすぐすぎると“かけました感”が出ちゃうので、ナチュラルな動きを残すのが今風ですよ!
ふんわり仕上げのコツ③:縮毛矯正後のスタイリングとケアも大切
縮毛矯正後の髪は、しなやかで扱いやすい反面、根元が潰れやすく、ボリュームが出にくい状態です。毎日のケアやスタイリング次第で、ふんわり感を維持できます。
ドライヤーで根元を立ち上げる
乾かすときは、下から風を当てて根元を立ち上げるように乾かすのがコツ。分け目を時々変えるのも◎。
スタイリング剤を活用する
ボリュームが欲しい部分には、パウダータイプのスタイリング剤や、根元用のフォームなどを使うと自然なふんわり感が出せます。
トップだけカーラーや軽いパーマを取り入れるのもアリ
「もっとふんわりさせたい!」という方には、根元パーマ(ボリュームアップ系)や、トップだけカーラー巻きするテクもおすすめ。

“縮毛矯正したら何もできない”と思ってる方多いけど、スタイリングで印象は変わります!
まとめ|縮毛矯正=ぺたんこ、じゃない!自然なストレートを目指そう
縮毛矯正で髪がぺたんこになるのは、「仕上がりの希望を伝えていない」「髪質に合わない方法でかけている」ことが原因かもしれません。
大切なのは、“自分の理想の仕上がり”をしっかり伝え、美容師と共有すること。そして、技術力のある美容師なら、矯正でもふんわりとした仕上がりを叶えることが可能です。
毎朝のスタイリングがラクになるだけでなく、見た目も自然に。そんな縮毛矯正で、理想のヘアスタイルを手に入れてくださいね。