髪質改善は意味ない?表参道の美容師が教える“本当に効果がある人・ない人”

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「髪質改善って、正直意味あるの?」
一度はそう思ったことがある方も多いのではないでしょうか。SNSでは“髪質改善トリートメント”のビフォーアフターが話題ですが、実際に体験してみて「思ったほど変わらなかった…」と感じた方もいれば、「今までで一番キレイな髪になった!」と大満足の声もあります。

なぜこのような差が出るのでしょうか?
この記事では、表参道で髪質改善を多数手がけてきた美容師が、「効果が出やすい人」と「出にくい人」の違いを徹底解説。これを読めば、あなたに髪質改善が必要か、そしてどうすれば理想のツヤ髪に近づけるのかが見えてきます。

髪質改善は意味ない?よくある誤解と本当の話

髪質改善について、「あまり効果がなかった」「数日で元通りになった」という声を目にすることがありますが、実はこれには明確な理由があります。

まず1つ目の誤解は、「髪質改善=一度で完璧に変わる魔法の施術」だと思ってしまうこと。髪質改善は、一度の施術で劇的な変化がある人もいれば、数回の施術を重ねて徐々に変化していく人もいます。特に、ダメージが蓄積されていたり、ブリーチや縮毛矯正の履歴がある方は“土台の補修”から始まるため、即効性よりも継続性がカギとなります。

2つ目の誤解は、「髪質改善=どんな髪でも万能に効く」という認識。実際には、髪質やダメージの状態、過去の施術履歴、生活習慣によって結果の出方に差があります。たとえば細くて柔らかい髪質の方は、効果が実感しにくいことも。

このように、“意味がない”と感じる背景には、施術内容と期待値のズレがあることが多いのです。

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髪質改善=誰にでも100%効く」わけではないんです。
だからこそ、初回のカウンセリングで髪の状態をしっかりチェックすることがとても大事なんですよ◎


髪質改善の効果が出やすい人・出にくい人の違い

髪質改善で満足できるかどうかは、「どんな髪質か」「どんな悩みを持っているか」によって変わります。では、どんな人に効果が出やすく、どんな人は出にくいのでしょうか?

✅ 効果が出やすい人の特徴

  • 軽い〜中程度のうねりやパサつきがある人
  • ダメージはあるけれど、ハイダメージまではいっていない人
  • 髪が硬くて広がりやすく、まとまりにくいタイプの人
    このような髪質の方は、髪質改善の「水分・油分・熱処理による補修」がしっかり働くため、仕上がりの違いを実感しやすいです。

✅ 効果が出にくい人の特徴

  • ブリーチ毛・縮毛矯正を何度も繰り返している人
  • もともと髪が細く、ダメージに弱い軟毛の人
  • 強いクセや縮毛タイプ(くせ毛の種類による影響)
    このような場合、髪の内部が傷みすぎていたり、薬剤や熱が効きにくいため、1回の施術で大きな効果を得にくい傾向があります。

ただし、「出にくい人=効果がない」わけではありません。
状態に合わせて複数回の施術や薬剤調整を行うことで、徐々に改善できるケースも多く、あきらめる必要はないのです。

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「私は効果ないかも…」と思う前に、まずは自分の髪に合ったメニューかどうかを美容師と一緒に見極めることが大事です◎
一人ひとり違うからこそ、オーダーメイドの提案が効果の鍵なんですよ

こんな人には髪質改善がおすすめ!

髪質改善はすべての髪悩みに万能というわけではありませんが、特定の悩みを持つ方にはとても効果的な施術です。では、どんな人におすすめできるのでしょうか?

✅ うねり・広がりが気になる人

加齢や乾燥、ダメージによって現れる軽いうねりや広がりには、髪質改善の補修効果がマッチします。
湿気で髪が広がってしまう方や、朝のセットが決まらない方は、施術後のまとまりやすさを実感しやすいはずです。

✅ パサつき・ツヤ不足が気になる人

「髪がパサパサして見える」「ツヤがなく老けて見える」…こんな悩みを持つ方にも髪質改善は効果的。
髪内部に水分や栄養を補給し、アイロンで形状を整えることで、光を反射する美しいツヤ髪に導いてくれます。

✅ エイジング毛が気になり始めた大人世代

40代以降、髪が細くなったり、ハリ・コシが失われる「エイジング毛」の悩みが増えてきます。
そんな髪にも、髪質改善は“ハリ感の底上げ”や“扱いやすさの向上”に効果を発揮。ナチュラルに若見えを叶えたい人にぴったりです。

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髪質改善は「まっすぐにする」だけじゃなく、“扱いやすい髪に整える”のが目的なんです♪
大人女性の髪悩みに寄り添える、やさしいケアなんですよ◎


逆に髪質改善がおすすめできないケースとは?

髪質改善は多くの方に効果が期待できる施術ですが、すべての髪質・状態に適しているわけではありません。 以下のようなケースでは注意が必要です。

✅ ブリーチやハイダメージ毛の方

ブリーチを繰り返した髪や、明るいカラーを続けている髪は、キューティクルが極端に損傷しており、薬剤が均一に作用しないことがあります。
髪質改善トリートメントは内部補修とコーティングが目的ですが、ダメージレベルが高すぎると、定着せず効果が薄い場合も。

✅ 強いクセ・縮毛タイプの方

くせ毛の中でも「波状毛」「捻転毛」など、根元から強くうねる髪質の場合、髪質改善ではクセを伸ばしきれないことがあります。
このような方には、縮毛矯正やストレートパーマの方が適しているケースもあります。

✅ 過去にトラブルがあった方

過去に酸熱系トリートメントやアルカリ性薬剤でアレルギーや刺激を感じた方は、成分や施術方法の確認が必須です。サロンによって使用する薬剤は異なるため、事前のカウンセリングで相談しましょう。

髪質改善はあくまで“髪を扱いやすく整えるための補助施術”。
強すぎるクセを真っ直ぐにしたい、極度に傷んだ髪をすぐに直したい、という場合には他のアプローチが必要なこともあります。

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無理に髪質改善をするよりも、今の髪にとって一番いい施術を選ぶのが大事なんです。
「髪質改善じゃない方が合ってた」なんてこともあるので、まずは相談からでも大歓迎ですよ◎


まとめ|髪質改善を“意味あるもの”にするには?

「髪質改善は意味がない」と感じる人がいる一方で、「髪が劇的にキレイになった!」と満足している人もいます。この差は、髪の状態や期待値、施術内容のマッチングによるものです。

髪質改善は、万能な魔法ではありません。ですが、正しく使えば年齢によるうねり・パサつき・ツヤ不足といった悩みには非常に効果的な選択肢です。

とくに40代以降の「扱いにくくなった髪」には、髪質改善のやさしいアプローチと継続的なケアがぴったり。強いクセやブリーチ毛には不向きな場合もありますが、そこも含めて、美容師と一緒に「今の自分に合ったケア」を選ぶことが何より大切です。

髪質改善を“意味ある施術”にするには、まずはカウンセリングで自分の髪を知ること。そして、自分に合った施術や通い方、ホームケアの提案をしっかり受けることです。

表参道には、髪質や悩みに寄り添った提案をしてくれる美容室がたくさんあります。もし「髪質改善って気になるけど、自分に合うか不安…」と思っているなら、まずは相談から始めてみませんか?

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髪質改善が合うかどうか は、髪質・悩み・目的によって変わります!
効果を感じたいなら、カウンセリングでしっかり見極めるのが近道ですよ

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この記事を書いた人

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fiica 田畑 裕大

くつろげる癒し空間で、経験豊富なトップスタイリストが一人一人に合わせたヘアスタイルをご提案させていただきます