fiica 田畑 裕大 はじめに
髪のうねりや広がりが気になるとき、「髪質改善トリートメント」と「縮毛矯正」のどちらを選ぶべきか迷う方は多いでしょう。どちらも髪を扱いやすくする施術ですが、それぞれ効果や仕上がり、髪へのダメージが異なります。今回は、それぞれの特徴や違いを解説し、自分に合った施術を選ぶポイントを紹介します。
髪質改善トリートメントとは？
施術の特徴
髪質改善トリートメントは、髪内部に栄養を補給しながら、髪の広がりやパサつきを抑える施術です。主にタンパク質やケラチンなどの成分を髪の内部に浸透させ、ダメージを補修します。縮毛矯正のように薬剤で髪の形を変えるのではなく、トリートメント成分の力でまとまりやすい髪へ導きます。
効果と持続期間
髪の質感がなめらかになり、ツヤが出るのが特徴です。クセを完全に伸ばすものではありませんが、ボリュームダウン効果が期待できます。持続期間は施術の種類によりますが、一般的に 3〜6週間 ほどです。
どんな髪質に向いている？
- クセは強くないがまとまりにくい
- ダメージを抑えながら髪を扱いやすくしたい
- 縮毛矯正ほどストレートにしたくない
縮毛矯正とは？
施術の特徴
縮毛矯正は、専用の薬剤とアイロンを使って髪の内部構造を変え、半永久的にストレートヘアにする施術 です。薬剤で髪の結合を切り、熱を加えてストレートの形を定着させるため、一度施術した部分はまっすぐな状態が続きます。
効果と持続期間
縮毛矯正をした部分は半永久的にストレートのまま ですが、新しく生えてくる部分にはクセが出るため、3〜6ヶ月ごとに根元のリタッチ をするのが一般的です。
どんな髪質に向いている？
- 強いくせ毛やうねりがある
- 湿気で広がりやすい髪質
- しっかりストレートにしたい
- 朝のスタイリング時間を短縮したい
髪質改善トリートメントと縮毛矯正の違い
| 項目 | 髪質改善トリートメント | 縮毛矯正 |
|---|---|---|
| 仕上がり | まとまりやすくツヤのある髪 | まっすぐでサラサラな髪 |
| ダメージ | ほとんどなし | 薬剤とアイロンで負担がかかる |
| 持続期間 | 約3〜6週間 | 半永久的（リタッチが必要） |
| クセの伸び | 弱いクセに効果的 | 強いクセも完全にストレートに |
縮毛矯正は髪をまっすぐにする効果が高いですが、ダメージが気になる方には髪質改善トリートメントがおすすめです。
どっちを選ぶべき？
髪の悩み別おすすめ施術
- 広がりやパサつきを抑えたい → 髪質改善トリートメント
- しっかりストレートにしたい → 縮毛矯正
- ダメージが気になる → 髪質改善トリートメント
- 強いくせ毛を直したい → 縮毛矯正
ライフスタイルに合わせた選び方
- 自然なストレートを求めるなら → 髪質改善トリートメント
- 毎朝のセットを楽にしたいなら → 縮毛矯正
- 頻繁にカラーをするなら → 髪質改善トリートメント
髪質改善トリートメントと縮毛矯正を組み合わせることは可能？
実は、縮毛矯正と髪質改善トリートメントを併用することも可能 です。例えば、
- 根元は縮毛矯正、毛先は髪質改善トリートメントでダメージを抑える
- 縮毛矯正後の髪のケアとして髪質改善トリートメントを取り入れる
このように工夫すれば、ダメージを最小限に抑えながら美しい髪をキープできます。
まとめ
髪質改善トリートメントと縮毛矯正は、どちらも髪を扱いやすくする施術ですが、仕上がりや髪への負担が異なります。
- 自然なツヤとまとまりを求めるなら「髪質改善トリートメント」
- くせ毛をしっかり伸ばしたいなら「縮毛矯正」
- ダメージが気になる場合は、併用やトリートメントでケアするのがおすすめ
自分の髪質やライフスタイルに合った施術を選んで、理想の美髪を手に入れましょう！