fiica 田畑 裕大 
40代・50代の髪はどう変わる？年齢とともに現れる髪の悩み
40代を過ぎてから、“前よりクセが強くなったかも…”というお声がすごく増えました。実は、年齢と髪質の変化に合わせて、縮毛矯正の“頻度”も見直すのが大切なんです！
年齢とともに、髪は確実に変化していきます。40代を過ぎた頃から、「髪が細くなってきた」「クセが強くなった」「パサつく・広がる」といった悩みが増えるのは、エイジングの影響です。これは、頭皮の皮脂分泌の低下や、毛髪内部の水分・タンパク質バランスの変化によるもの。以前はクセがなかった人でも、年齢とともにうねりが目立つようになったという声も多く聞かれます。このような変化を抱えた髪に、若い頃と同じような頻度・強さで縮毛矯正をかけると、かえってダメージを蓄積させてしまう恐れがあります。だからこそ、40代・50代は「髪の状態に合わせた施術」と「無理のない頻度設計」が必要な世代。今の髪と丁寧に向き合うことが、長く美しさを保つカギになります。
年齢別の縮毛矯正頻度｜40代と50代でどう違う？
40代と50代では、髪の状態や回復力に違いがあるため、縮毛矯正の頻度にも変化が必要です。40代は、まだ髪にハリ・コシが残っている方が多いため、クセが気になる部分を定期的にメンテナンスするスタイルが理想的。おおよそ3〜4ヶ月に1回の頻度が目安ですが、部分縮毛矯正などをうまく取り入れることで、髪全体への負担を軽減できます。一方、50代になると、髪がさらに細くなり、ダメージ耐性が下がってくるため、縮毛矯正の頻度を抑え、施術自体も優しい処方に切り替える必要があります。全体ではなく前髪や表面だけを整えるなど、柔軟な対応が求められます。年齢を重ねた髪には、“回数”よりも“質”を重視したケアが大切なのです。
頻度が多すぎるとどうなる？40代・50代の髪への影響
頻繁な縮毛矯正は、40代・50代の髪にとって大きな負担になり得ます。とくに年齢を重ねた髪は、水分保持力が低下し、熱や薬剤に弱くなっているため、過剰な施術によって乾燥・硬化・切れ毛といったトラブルが起きやすくなります。また、頭皮のバリア機能も弱まっているため、毎月のような施術は頭皮の乾燥や炎症のリスクを高めることも。実際に、「毎月縮毛矯正を続けたら髪がパサパサになってしまった」「コシがなくなってスタイルが決まらなくなった」という声も少なくありません。大人の髪に必要なのは“頻度を減らしても美しさを保てるケア”です。施術間隔を空けつつ、状態を見ながら柔軟に対応することで、髪と頭皮を健康に保つことができます。
頻度を抑えて美しさを保つコツとは？ホームケアと代替施術の活用
縮毛矯正の頻度を減らしたい場合、日常のヘアケアと他の施術の組み合わせがカギとなります。まず重要なのは、縮毛矯正後の持ちを良くするホームケア。アミノ酸系シャンプーや保湿トリートメント、ドライヤー時の根元の立ち上げ、寝ぐせ対策など、基本的なケアを習慣にするだけでも、次回施術までの期間を延ばしやすくなります。また、髪質改善トリートメントや酸熱トリートメントなどのダメージレスな施術と併用することで、髪を傷めずにまとまりやツヤをキープできます。さらに、前髪や顔まわりだけの部分縮毛矯正を活用すれば、全体のダメージを抑えながら見た目の美しさも保てます。頻度を抑えても満足感のある仕上がりを得るには、こうした工夫がとても効果的です。
まとめ｜年齢に合った頻度で“傷ませずに整える”縮毛矯正を
40代・50代の髪にとって、縮毛矯正は大きな味方である一方、無理な頻度や施術方法は大敵でもあります。年齢とともに変化する髪質に合わせて、「どのくらいの頻度で」「どこに」「どの方法で」施術するかを見直すことが、美しさを保つ第一歩です。毎回全体にかけるのではなく、部分的に整える、ケアを重視する、柔らかさを残すなど、“大人の髪に合ったやり方”を選ぶことが求められます。髪の状態やライフスタイルに合わせて、美容師と一緒に相談しながら、無理なく続けられる施術プランを立てましょう。年齢を重ねても、自分らしい髪で過ごせること。それが縮毛矯正の最大の価値です。
年齢を重ねた髪だからこそ、“やさしく整える”がいちばん。今の髪の状態に合った頻度や施術方法、一緒に見つけていきましょうね！